地域農業を守ることが地域の持続発展につながる |
ふるくから柑橘栽培が盛ん上秋津地区は、三方を山に囲まれていたため、水田につかえる面積が少なかったため昔は貧しい地域であった。 急傾斜の山畑を開墾し、キンカン栽培が始まったのは、江戸時代の終わり、文久年間に、地元の高木伴七が試植に成功し、1877年(明治10年)、杉の原の山林を開拓して数百本の苗木を植え、村内に広がりました。 キンカンは、現代も上秋津の特産品のひとつで、12月〜2月に出荷されています。 ミカンの栽培は、明治時代中頃からで、初めの頃は小ミカン、八代などが盛んに植えられましたが、太平洋戦争後はおもに山の斜面を利用した温州ミカンの栽培が、ミカンづくりの主流になっていきました。みかんづくりは苦労の連続![]() 本格的な柑橘栽培が始まり約1世紀あまり、上秋津は、現在、和歌山県を代表する柑橘の里に数えられています。
秋津野で栽培する80種類以上のみかんや柑橘は宝に。ミカンの旬の季節といえば、一般的には秋〜初冬となりますが、上秋津は冬から春、さらに初夏にかけて柑橘の生産・出荷が途切れることなく続く。ここは、一年を通してほぼミカンが収穫できる果物の里である。柑橘づくりは、9月下旬から10初めに極早生温州ミカンが収穫され、11月ころまで出荷が続く。 |